八尾市にて屋根塗装〈築35年セメント瓦のメンテナンス〉
2020年6月14日
Before
After
ご依頼のきっかけ・ご提案内容
大阪府八尾市にて屋根塗装・破風板塗装を行いました。築35年のセメント瓦のご住宅のお客様より、屋根の汚れが気になるため、洗浄を行って欲しいとのお問い合わせを頂きました。現地調査をさせて頂いたところ、経年による汚れが酷く、本来白いはずのセメント瓦も茶色く染まっております。このままの状態では屋根材自体への劣化も進行するため、瓦のひび割れや雨漏りの原因にも繋がります。屋根塗装をご提案させて頂いたところ、お客様は非常に驚かれた様子で、「瓦は塗装できるのか?」「瓦に塗装は必要だったの?」と今まで瓦には塗装メンテナンスの必要が無いものだと認識されていました。確かに、和瓦や洋瓦など粘土系の瓦屋根には塗装が不要ではありますが、お客様のご住宅の瓦はセメント瓦のため瓦自体に防水の機能が備わっていません。塗装をすることで防水性を高め、表面の保護が必要です。それらをお客様にご説明させて頂いたところ、すぐにでも塗装を行って欲しいと言っていただけましたので、この度は屋根塗装と破風板の塗装工事をさせて頂く運びとなります。
施工前の様子
こちらが施工前の様子です。一部白く綺麗な瓦がありますが、こちらが本来の瓦の色合いです。破損していた瓦を屋根業者さんに以来し、差し替え工事を行っていたとのことです。
御覧頂いたとおり、かなりの汚れが蓄積されています。先ほども触れましたが、セメント瓦は防水性が備わっていないため、この状態では雨水を吸収し下地を痛めてしまう原因となります。
高圧洗浄
まずは高圧洗浄にて蓄積された汚れを全て洗浄していきます。汚れが残ったまま塗装を行うと、塗料の付着力が低下し、色ムラや塗料の性能が十分に発揮されません。
屋根塗装〜下塗り〜
高圧洗浄後、下塗りを行います。余談ですが、洗浄を行っただけでも見違えるような綺麗さになっています。
下塗りには「関西ペイントの屋根強化プライマー」を使用しています。プライマーは塗装工事における「下塗り」に当たる工程を指します。屋根材が雨水を吸収するのと同様に、塗装を行った際に塗料も吸い込んでしまいます。それを防ぐために、プライマーを塗布し、吸い込みを抑える役割があります。その他にも、下塗りの上から塗る塗料との密着性を高める効果があります。塗装工事における下塗りは仕上がりを決める非常に重要な工程になります。
屋根塗装〜中塗り〜
続けて、中塗りの工程を行います。中塗り・上塗りに使用する塗料は同じ「関西ペイントのスーパーシリコンルーフ」です。高い耐候性と耐久性能があり、強靭なシリコン樹脂と膜で表面の仕上がりに艶が生まれます。
破風板塗装
破風板の塗装も行います。破風板に使用する塗料は「アステックペイントのマックスシールド1500si」です。紫外線や雨などの劣化要因から建物を守る「耐候性」に優れています。破風板は屋根の側面に設置されている部材で、屋根裏に風が入り込まないように取り付けられています。雨風や紫外線を常に受け止める箇所でもあるため、耐候性に優れた塗料を使用することで、劣化を抑えることができます。
屋根塗装〜上塗り〜
仕上げの上塗りを行います。中塗りでてきてムラを無くし、綺麗な仕上がりに整えていきます。瓦は非常に枚数の多い屋根材でもあります。一枚一枚に勾配がついているため、塗り残しが出来ないように刷毛やローラーを使い分けて、時間をかけてでも丁寧に施工を行いました。
完工
これにて屋根と破風板塗装の完工です。艶があり、見違えるほど綺麗に仕上がりました。お客様にも非常に喜んでいただけました。
お伝えしたいこと
今回ご依頼頂いたお客様のように、瓦には塗装の必要が無いなど間違った知識のままで、気付かずに屋根が劣化してしまうケースもございません。瓦屋根にお住まいの方では、自分の屋根が何の瓦なのか分からずにいる方も多いです。セメント瓦やモニエル瓦など乾式コンクリート瓦と呼ばれる瓦には塗装が必要です。瓦には種類があり種類毎にメンテナンス時期や方法が異なってきます。池本塗装では今までの知識と経験を活かし、ご満足頂ける内容で塗装工事をご提案させて頂いています。
大阪府八尾市にて屋根塗装・外壁塗装をご検討の際は、是非、池本塗装にお任せ下さい。
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現場住所 | 大阪府八尾市 |
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施工内容 | 屋根塗装・破風板塗装 |
施工箇所詳細 | 屋根・破風 |
施工期間 | 1週間 |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | 屋根強化プライマーepo |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | スーパーシリコンルーフ |
工事金額 |