八尾市の塗装職人、池本塗装が教える知っておきたい屋根修理の豆知識

知っておきたい塗装の豆知識

外壁塗装の種類と耐用年数について

外壁塗装は家の外観を良くするためだけでなく、太陽の紫外線から建物を守るといった役割があります。
しかし一度行えば永久に続くというわけではなく、「耐用年数」と呼ばれる効果が続く期間があります。
これはどういった種類の外壁塗装を行うかによって変わってきます。
そこでここでは外壁塗装の種類と耐用年数について紹介していきたいと思います。

外壁塗装の耐用年数とは

外壁塗装の耐用年数は雨風、太陽の紫外線などから建物を守ることができる期間のことを指しています。
外壁塗装をした時点から外壁に劣化が見られるまでの年数となっており、一般的には10~20年と言われていますが、

・塗装の種類
・雨が多い地域かあまり降らない地域か
・台風がよく来る地域かどうか
・気温が高い地域か低い地域か

といった要因によって耐用年数は大きく変わってくることとなります。
自分が住んでいる地域がどういった地域かによって耐用年数を気にしていく必要があると言えます。

塗料ごとの耐用年数の目安

塗料缶

外壁塗装は使用される塗料によって耐用年数が大きく変わることとなります。
ここでは塗料ごとの耐用年数の目安を紹介していきます。

ウレタン塗料

こちらは耐用年数は5~10年ほどと短めとなっていますが、安価で利用できるために使用しやすいものとなっています。
頻繁に外壁塗装を行う場合などにはおすすめの塗料となっています。

シリコン塗料

耐用年数は8~15年程度となっています。
価格はウレタン塗料よりも高くなりますが、耐用年数が長くなっているためコストと年数のバランスに優れているため現在もっとも普及していると言われている塗料です。
特に指定するものがない場合はこちらが選ばれることが多くなっています。

▷シリコン塗料ってどんな塗料?特徴やメリットやデメリットについて解説!

フッ素塗料

フッ素塗料は耐用年数が10~20年ほどとかなり長めになっています。
こちらも価格は高くなりますが耐用年数が長いために外壁塗装を頻繁に行いたくない場合などにおすすめの塗料となっています。

ラジカル塗料

こちらは2012年以降に使用が開始された比較的新しい塗料です。
まだ使用されてからそれほど年数が経っていないためにあくまでも耐久試験での耐用年数の目安となっていますが、10~15年程度の耐用年数と考えられています。
まだまだ使用実績が少ないため、これから評価が定まっていく塗料と言えるでしょう。

▷ラジカル制御型塗料ってどんな塗料?特徴やメリットやデメリットについて解説!

耐用年数の寿命がわかる劣化のサインとは

外壁塗装はだいたいの耐用年数の目安によって塗り替えをする場合もありますが、劣化のサインが出た場合はできるだけ早く塗り替えを行うと良いでしょう。
ここではそういった劣化のサインについて紹介していきます。

触ると白い粉が手につく(チョーキング)

チョーキング

外壁を手で触ったときに白いチョークの粉のようなものが手につく場合があります。
これは塗装の膜が劣化によって薄くなってきたために塗料に含まれている顔料が外に出てきてしまっているために起こる現象です。
ここまで膜が薄くなってしまうと塗料が持つ防水効果がかなり薄くなっているため、雨が降った際などに水が建物に入ってしまうこととなります。
白い粉が出てくると塗り替えが必要だと言えるでしょう。

塗装面が膨れて見える、剥がれている、ひび割れしている

建物の外壁部分と塗料との密着が弱くなると塗装面が外壁から離れて膨れて見えることがあります。
この状態になると塗装面が剥がれていく、割れてくるということにつながっていきます。
塗装面がひび割れするとそこから水が侵入する原因となりますので、こちらも塗り替えが必要な状態だと言えます。

塗装面の表面にカビやコケが生えている

苔

塗装面の表面にカビやコケが生えているような状態になっているとかなり塗装面が傷んでいるという場合があります。
また、カビやコケが生えている状態は塗装面が傷んでいるというだけでなく、シックハウス症候群の原因になる場合もあります。
これは単純に塗装面だけでなく、取り付けの金具や窓枠などの金属部分で発生した錆が広がることでも同様の原因となることがありますので注意が必要です。
どちらの場合も早めに塗装の塗り替えが必要と言えます。

▷放置は絶対にNG!外壁の塗り替え目安となる劣化症状とは?

外壁塗装を長く持たせるポイントは

同じ塗料を使ったとしても外壁塗装が実際に持つ長さは他の要因によっても変わってきます。
ここでは外壁塗装を長く持たせるポイントを紹介していきます。

定期的に掃除、清掃を行う

外壁の掃除や清掃を定期的に行うことによって外壁塗装面の表面にカビ、コケなどが生えるのを防ぐことができます。
こうしたカビやコケが生えると劣化が進みやすくなるため、それを防止する役割が見込めるのです。
また、定期的に掃除を行うことで外壁の劣化具合を見て確認することもできるため、劣化の早期発見にもつながります。

耐用年数が長い塗料を使用する

塗料によって基本の耐用年数が違っているため、耐用年数が長い塗料を使用することで外壁塗装が長く持つこととなります。
耐用年数が長い塗料は価格が高くなることとなりますが、その分塗り替えの回数も減らすことができるため、そのバランスを考えることも重要だと言えます。

塗装する前の下地処理をしっかりと行う

外壁塗装を行う前に外壁の下地処理をしっかりと行うことで塗装が外壁と密着しやすくなり、塗装が長持ちしやすくなります。
塗装前に以下のような下地処理を行っておくと良いでしょう。

・高圧洗浄:
外壁表面の汚れやカビ、錆、コケ、古い塗装などを高圧洗浄で一気に洗い流します。

・ケレン作業:
高圧洗浄で落ちなかった古い塗装などをヤスリやヘラなどを使って落としていきます。

・ひび割れ補修:
コンクリート外壁などに発生しているひび割れを塗装する前にシール材などを使って埋めて補修をしておきます。

こうして下地処理をしっかりと行うことによって塗装を密着しやすくし、剥がれにくくすることが可能となります。

外壁塗装は三度塗りを行う

一般的な塗料は「下塗り」「中塗り」「上塗り」という3回の重ね塗りをする前提で作られています。
一部の二度塗りや四度塗りの塗料以外のものはしっかりと三度塗りを行うことが重要です。

「溶剤塗料」「2液型」「艶あり」の塗料を使用する

塗料にはシンナーで薄めて使用する「溶剤塗料」と水で薄めて使用する「水性塗料」とがあります。
また、塗料と硬化剤がもともと混ざっている状態の「1液型」と塗装する直前に塗料と硬化剤を混ぜて使用する「2液型」があります。
そして艶についても「艶あり」「艶なし」「5分艶」など色々な種類があります。
艶はあった方が塗料の純度が高く、汚れなどにも強くなります。
これらの種類の中で「溶剤塗料」「2液型」「艶あり」の塗料を選ぶことで耐久性が高くなりますので、外壁塗装が長持ちすることとなります。
塗料を選ぶ際にこういった部分にも注意して選ぶと良いでしょう。

まとめ

外壁塗装は「使用する塗料」「雨や気温」「こまめに清掃しているかどうか」などのさまざまな要因によって耐用年数が変わってくることとなります。
塗り替えする時期を考えて、どういった塗料を使用するのかを考えていくということも重要となってきます。
また、塗装する前に下地処理をしっかりと行うということも重要です。
こうした作業は信頼できる塗装業者に依頼することが重要となります。
塗装実績が多い、信頼ができる業者に依頼することで外壁塗装が長く持つこととなるでしょう。

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塗装工事の仕上がり、そして気持ちの面でも、大阪トップクラスの塗装工事をお届けします。

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この記事は私が監修しました

池本塗装代表:池本 竜也

池本塗装代表:池本 竜也

塗装職人歴15年、1級塗装技能士・2級施工管理技士取得。一級技能検定にて優秀賞受賞、塗装技能大会にて大阪府知事賞、大阪代表の塗装職人として全国大会出場など。安心した塗装をご提供できるように日々技術を磨いています。

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