大阪府八尾市にて外壁塗装・ベランダ防水塗装・土間塗装
2019年11月28日
Before

After

ご依頼のきっかけ・ご提案内容
大阪府八尾市にお住まいのお客様より、「外壁にひび割れと苔が出てきており、雨漏りが心配」とのお問い合わせをいただきました。
築20年ほどの戸建て住宅で、現地調査を行ったところ、外壁には幅の広いクラックや表面の劣化が見られ、塗膜の防水機能が大きく低下している状態でした。さらに、立地の関係で風通しが悪く、外壁全体に苔や藻が繁殖していました。
このまま放置すれば、雨水の浸入や美観の悪化だけでなく、建物全体の劣化にもつながる恐れがあるため、外壁塗装と併せて防カビ・防藻対策を施す塗装工事をご提案させていただきました。
また、ベランダのトップコート補修とガレージの土間塗装も併せてご相談いただき、外回り全体のメンテナンスとして一括施工を行う運びとなりました。
施工中の様子
高圧洗浄
今回の現場は立地の関係から、湿気が多く外壁の苔や土間の汚れが目立ちました。
それらの汚れをきっちりと落とさなければ、塗装の仕上がりや塗膜の耐久性に響きます。
時間が掛かっても、入念に、隅々まで洗浄させて頂きます。
ケレン作業
各鉄部のケレン作業を行います。
主に鉄部に対して行う「素地調整」のことを指します。付着した錆や汚れを落とし塗料が綺麗に塗れる状態にします。また、塗料の密着度を高めるためにあえて傷をつける作業として、とても重要な作業です。
錆止め塗装〜下塗り〜
付帯部の錆止め塗装を行います。
錆止め塗料はその名の通り、金属の腐食を防ぐ効果のある塗料のことを指します。金属の表面に塗膜を形成し、錆の原因となる水や酸素を触れさせないようにすることで、錆や腐食を防ぎます。
今回のご住宅は湿気のこもりやすい環境のため、より丁寧な塗装を心がけます。
使用する塗料は関西ペイントの「スーパーザウルス」です。耐久性が高く防錆力も高いので、金属箇所の塗装が長持ちする非常に優れた錆止め塗料です。
ベランダスペースが広く、よりムラなく均一に塗装できるように雨戸は外しながらの施工をさせて頂きました。
クラック補修
続いては、クラックの補修です。
クラック箇所を埋め、埋めた箇所が凸凹にならないよう調整します。
使用する塗料の選考も重要ですが、「塗装前の下地処理」は最も重要だと言っても過言ではありません。
各所、養生を行い外壁塗装に進みます。
外壁塗装〜下塗り〜
外壁の下塗りを行います。使用する塗料は菊水化学工業の「ソフトリカバリー」です。
下塗り塗料には仕上げ塗料の密着性を高める効果や、下地への塗料の吸い込みを防ぐ役割など、塗装の仕上がりに大きく関ってくる重要な工程です。
外壁は劣化してくるとスポンジのように塗料を吸い込んでしまいます。材質や劣化度合いにより塗料の吸い込みは変わるため、経験と知識が必要なポイントです。
池本塗装では下地の劣化や吸い込み力を見極め、必要であれば下塗りを2回行うケースもございます。
このように外壁に下塗り塗料を十分に染み込ませることで、上塗り塗料が下塗り塗料と上手く密着することができ、仕上げ塗料の発色を綺麗に見せる効果があります。
外壁塗装〜中塗り〜
中塗りは下塗りにて形成した下地の上に塗膜を重ねる役割を果たします。
基本的に中塗りと仕上げ塗りは同じ塗料を使用します。ムラなく均一に塗るためには重ね塗りすることは原則です。
なぜなら、重ね塗りをせず仕上げ塗りを1回だけ施工した場合には塗膜の厚みにムラが出やすく、塗料自体の性能が発揮できないという問題も起こります。
中塗りの工程を飛ばしてしまうと性能が発揮されないだけでなく、塗膜の剥がれなどの原因にもなってしまいます。
完工時には中塗りをしっかり行ったか一目では分かりづらく、なかには、低予算で抑えるためこの中塗りの工程を飛ばされるケースもございます。
池本塗装では、外壁塗装で失敗しないためのチェックポイントをまとめさせて頂いています。
外壁塗装〜上塗り〜
最終工程の上塗りを行います。
使用する塗料は下塗り剤と同メーカーの菊水化学工業の「水系ファインコートシリコン」です。
今回、上塗り塗装には防カビ・防藻剤が含まれたアステックペイントの「アステックプラスSW」を混ぜて塗装します。
これにより、高い防カビ・防藻効果を得られ、湿気の籠もりやすい環境下においても苔や藻の繁殖を抑える事ができます。
付帯部塗装上塗り〜樋、雨戸、庇、手摺〜
付帯部も外壁と同様に、重ね塗りを行います。
各所塗装を行った後はベランダ防水を行います。
ベランダ防水
上述させて頂いた通り、今回は既存のFRP防水にトップコートを塗装します。
ベランダ防水とはいくつかの層によって構成されています。
図で見て頂いた通り、下地(床面)からプライマーと呼ばれる下塗り剤が素地調整、シート防水、ウレタン防水、FEP防水といった中塗りに使用される塗料が防水層と呼ばれる層です。
こちらの防水層が水を防ぐ性能を持っており、下地を水から守る役割を担っています。
今回のベランダ防水では、防水層であるFRP防水に劣化が見受けられなかったため、トップコートと呼ばれる防水層を紫外線や汚れなどから守る上塗り塗装を行います。
ベランダ防水〜トップコート〜
外壁塗装工事の際に防水工事も一緒にご依頼頂けると、足場費用を纏めることができコストダウンが可能です。
現地調査の際には下地からの施工が必要か、塗装のみの施工で対応可能か調査してご提案をさせて頂きます。
引き続き、ガレージの土間塗装の施工を行います。
土間塗装
まずは、高圧洗浄により土間の汚れを洗い流します。
御覧頂いた通り、黒ずんで汚れた箇所が見る見る綺麗になっていきます。
コンクリート用浸透型クリアペイントでの塗装を行います。
コンクリート床の汚れ防止、摩耗やキズの防止、劣化防止の効果があります。
土間の塗装を終え、これにて塗装工事の完工です。
担当者のコメント
今回のご依頼では、外壁のひび割れと苔の繁殖が主なご相談内容でしたが、現地調査を通じて、立地による湿気のこもりやすさや防水層の状態など、建物全体を丁寧に確認させていただきました。
ひび割れ部分にはしっかりと補修を施し、防カビ・防藻剤を添加した塗料で外壁を仕上げています。また、ベランダの防水層は健全な状態だったため、トップコートでの保護塗装に留めてコストを抑えながらメンテナンス性を高めました。
ガレージの土間についても、汚れや摩耗を防ぐ塗装を行い、見た目と機能性の両面で改善されています。
池本塗装では、お客様のお悩みに合わせて最適な施工プランをご提案し、すべて自社職人による責任施工を徹底しています。些細なお困りごとでも、どうぞお気軽にご相談ください!
現場住所 | 大阪府八尾市 |
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施工内容 | 外壁塗装・付帯部塗装・土間塗装・ベランダ防水 |
施工箇所詳細 | 外壁・雨戸・土間・ベランダ |
施工期間 | 約2週間 |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | ソフトリカバリー |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | 水系ファインコートシリコン |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | |
工事金額 |