八尾市にて雨漏り修理<ベランダ防水塗装・シーリング工事>
2023年11月9日
Before
After
大阪府八尾市にて行った雨漏り修理のご紹介です。
ご依頼のきっかけ・ご提案内容
築35年程のご住宅にて雨漏りがしているとの事でお問い合わせ頂きました。
今まで一度も外壁塗装やベランダの防水塗装など、塗装メンテナンスはされたことが無かったとのことで、様々な箇所で劣化が見受けられました。
シーリングの劣化やベランダの劣化も激しく、外壁にもひび割れが目立つため雨漏りの原因要素はいくつもございました。
散水調査を行いながら原因箇所の特定を行わせて頂きました。
外壁の防水工事、塗装工事もご提案させて頂きましたが、ご予算のご都合もございましたので雨漏り箇所の原因である、ベランダの防水塗装とシーリング工事を施工させて頂く運びとなりました。
施工前の様子(雨漏り個所)
こちらは室内にできた雨染みの様子です。
雨染みが生じるということは屋根や外壁から雨が侵入してきている、そして侵入を防いでいる野地板・防水紙が劣化している証拠とも言えます。
部分的なものであれば大がかりな工事も必要なく金額も安価で修繕ができますが、放置をしてしまうことで雨漏り箇所が広がり、柱や壁までも腐食させてしまいます。
雨染みは見つけた時点ですぐに雨漏り修理のプロにご相談することをオススメしております。
雨漏り調査(ベランダの様子)
雨漏りの原因となっている箇所の調査を行います。
建築知識があったとしても、雨水の侵入箇所を特定するのは非常に難しい作業です。
まずは目視で確認できる劣化箇所を調査していきます。
ベランダは防水機能を失っており、修理されたひび割れ個所なども見られます。
排水機能も悪く、室外機からでた水が澄隅に溜まって排水されていないことが確認できました。
室外機裏側の入隅にも水が溜まっている形跡があり、水捌けの悪さが伺えます。
散水調査
ベランダに水をかけて雨漏りの状況を再現し、浸入箇所をつきとめていきます。
室外機の裏側にも行います。
しばらく散水を行っていくとベランダは水浸しになってしまっています。
ベランダの勾配も悪く、水が排水設備にうまく流れていないのが見受けられました。
直接、今回の雨漏りの原因になったわけではありませんでしたが、いずれ更なる雨漏りに発展することは確かです。
ベランダの笠木部分にも散水を行っていきます。
笠木とは腰壁やパラペットなどの手すり部分に取り付けられた、仕上げ材全般の事を指します。
外壁との取り合い部の様子です。
どうやらここから外壁に水がしみ込んでいるようです。
部屋の中からでもしっかりと確認が取れました。
もともと取り合い部にはコーキングが施されておりましたが、収まりも悪く経年による劣化も見られます。
既存のコーキングを撤去すると外壁にはひび割れと、水が染み込んでいる様子が確認できました。
新しくシールを打ち、再び散水による点検を行います。
ここからの雨漏りはこれで無事に解決致しました。
ベランダ防水
次にベランダ防水の様子です。
せっかく雨漏り修繕を行ったとしても、他の場所から雨漏りしてしまっては元も子もありません。
特にベランダは外からの影響を受けやすいため注意が必要です。
ベランダ床とパラペットの隅や、入隅にはシールを打って防水性を高め、プライマーを塗布していきます。
その後、2回に分けて防水材を流し、防水層を形成していきます。
防水塗料には「アトレーヌ水性防水材」を使用致しました。
最後にトップコートによる表面の保護を行い、ベランダ防水はこれにて完了です。
これで水の流れも正しくなり、雨水が溜まることなくうまく排水されるようになりました。
ベランダからの雨漏りの心配もこれで解消です。
▷ベランダ防水塗装の必要性について解説!メンテナンス方法や劣化症状など
散水調査
ベランダ防水工事は完了しましたが、他の箇所からの雨漏りも考えられます。
念のため梯子を使用して上部の散水調査も行っていきます。
雨漏りはさまざまな要因が絡んでくるため、雨水の侵入経路も一つだけとは限りません。
下から順に散水を行います。
すると、雨漏りの原因の元となる箇所が浮かんできました。
外壁と繋がったアンテナ線の根元には、真っ黒な雨だれの跡が見受けられます。
どうやらアンテナ線から伝った雨水が外壁に入り込み、そこから広がっていたようです。
シーリングによる修繕を行っていきます。
アンテナからの直線状の入隅にもシーリング工事を行いました。
完工
長きに渡る雨漏り調査でしたが、無事、雨漏りも止まり完工です。
部分的な修理にはなりますが、被害が大きくなるまえに雨漏りを止めることができました。
担当者の声
この度は池本塗装にご依頼いただき誠にありがとうございます。
雨漏りは始まった時点で、すでに建物への被害は広がりはじめ、何も対処せずにいると家の寿命も刻一刻とすり減っていきます。
雨漏りが起こる原因は屋根だけでなく、ベランダや外壁、窓のサッシなど正直に申し上げて原因特定はかなり複雑になります。
シーリング工事による一時的な雨漏り修理も可能ですが、一番大切なことは事前のメンテナンスになります。
「雨漏りが起こる前に」「建材が痛む前に」築10年ほどを目安に、点検を心がけましょう。
八尾市近郊での外壁塗装・屋根塗装・防水塗装など塗装に関する工事は、池本塗装にお任せください。
現場住所 | 大阪府八尾市 |
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施工内容 | ベランダ防水・シーリング補充 |
施工箇所詳細 | ベランダ・雨漏り個所 |
施工期間 | 4日 |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | 防水塗料:アトレーヌ水性防水材 |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | |
工事金額 |