大阪府八尾市にて屋根塗装・塗装メンテナンス<折板屋根の錆止め塗装>
2019年2月5日
Before
After
ご依頼のきっかけ
大阪府八尾市にて折板屋根の屋根塗装を行いました。
倉庫として利用している建物の折板屋根が築年数の関係もあり、土が溜まって色も薄れてきているとのことで塗装メンテナンスのご依頼を頂きました。
現地調査をさせて頂いたところ、お話を聞かせていただいていた通り経年による汚れや錆が見受けられます。特に漏水している箇所は見当たらなかったため、塗装によるメンテナンスをさせて頂く運びとなります。
施工前の様子
こちらが施工前の様子です。
今回の屋根は「折半屋根」です。折板屋根とはガルバリウム鋼板・亜鉛メッキ鋼板・塩ビ鋼板などの金属製の材料を用いた屋根材を指します。金属板を折り曲げて波型に加工している点が特徴です。
折半屋根には様々なメリットがあり、余談ですが、いくつかご紹介させて頂きます。
・軽量で耐久性が高い
折板屋根でよく用いられるガルバリウム鋼板は、近年、人気を集めている屋根材の横暖ルーフやスーパーガルテクトと同じ金属材です。金属材のなかでも比較的軽量で建物へかける負担も少ないことから耐震性、耐久性を併せ持っています。
また、折板屋根は表面を折り曲げることによって強度を高められており、耐用年数は約20〜30年と言われています。一昔前に主流だったトタン屋根の耐用年数が約15年と言われているので、金属材のなかでは比較的耐久性が高いといえます。
・施工の自由度が高い
折板屋根は設置する建築物の条件に合わせて、比較的自由に加工することができます。
・工事期間が短い
折板屋根では施工時に野地板を葺く必要がありません。折板屋根はタイトフレームという金具を用いることで設置ができるため、野地板の施工期間を短縮することができます。
もちろん折板屋根にもデメリットが存在します。折板屋根の多くはガルバリウム鋼板などの材質が鉄素材なので、放置することで経年劣化により錆びが発生する恐れがあります。錆びは穴あきによる雨漏りの原因となるため、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
ケレン作業
まずは、鉄部である雨戸やシャッターなどと同じくケレン作業を行います。ケレン作業とは下地の調整を行う作業を指します。既存の汚れやゴミが含まれたまま塗装をしてしまうと、綺麗に塗装できず耐久性が低くなります。折板屋根は形状が複雑なため目荒ししにくい箇所などは、ヤスリのサイズを変えて作業を行います
▷外壁塗装にはケレン作業が重要!必要性や種類、価格を徹底解説
屋根塗装〜下塗り〜
屋根塗装の下塗りを行います。一般的な屋根材と違い下塗りには錆止め塗料を使用します。使用する錆止め塗料は関西ペイントの「スーパーザウルスEX」です。塗装が剥がれにくい性質も持ち、塗膜の長持ちと高い防錆効果が得られます。
折半屋根はその形状から塗料を塗りすぎると塗料が下に下に溜まってしまいます。しかし必要量より少ない塗料であればしっかりとした塗膜を形成できません。今までの経験で見極めながら丁寧に施工致しました。
屋根塗装〜中塗り〜
続けて、中塗り作業です。
下塗り時と同様、適正な塗料の量を使用して、ムラができないように丁寧に施工を行います。使用する塗料は関西ペイントの「スーパーシリコンルーフペイント」です。耐候性、耐久性に優れたアクリルシリコン樹脂の塗料です。
屋根塗装〜上塗り〜
塗装の最終工程である、上塗りを行います。
上塗り塗装は下塗り、中塗りで形成した塗膜を更に強化し、ムラをなくして均一に整える役割を果たします。上塗りは仕上がりに左右する大切な工程です。こちらも丁寧に施工を行い、これにて完工です。
お伝えしたいこと
どの屋根材にも言えることですが、屋根は常に外気に晒されており、直射日光や雨風の影響を受けています。屋根はカバー工法や葺き替え工事といった屋根修理だけでなく、塗装によるメンテナンスも行えます。メンテナンスを怠ることで、下地材の劣化や雨漏りの原因にも繋がります。屋根塗装、外壁塗装と塗料選びに迷われる方も多いと思いますが、材質やお住まいの環境に合わせた、そのご住宅に合った最善の塗料選びをさせて頂きます。
大阪府八尾市にて屋根塗装・外壁塗装をご検討の際は、是非、池本塗装にご用命下さい。
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現場住所 | 大阪府八尾市 |
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施工内容 | 屋根塗装 |
施工箇所詳細 | 屋根 |
施工期間 | 約1週間 |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | スパーザウルスEX |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | スーパーシリコンルーフペイント |
工事金額 |