その他工事の施工実績詳細

大阪府八尾市にて築15年戸建てベランダ防水塗装

2021年8月27日

Before

After

ご依頼のきっかけ・ご提案内容

八尾市にお住まいの築15年のご住宅にて、「ベランダの床にひび割れが出てきて心配なので見てほしい」とのお問い合わせをいただきました。

現地調査を行ったところ、ベランダのFRP防水層には著しい劣化が見られ、表面のひび割れや乾燥が進行している状態でした。築年数から見ても通常以上の劣化スピードであることから、以前の施工に何らかの不備があった可能性も考えられました。

ベランダ防水は、表面のトップコートだけでなく、下地の状態も重要です。下地が傷んでいるまま塗り替えをしてしまうと、すぐに再び不具合が起こる恐れがあります。そのため、お客様には下地からやり直すご提案も差し上げましたが、ご予算の都合も踏まえ、今回は丁寧な下地処理のうえでトップコート補修による施工を行うことになりました。

施工の様子

施工前

先日、八尾市にて行った防水塗装の様子をお届けいたします。
こちらが施工前の様子です。ご覧の通り既存の防水塗膜が劣化により乾燥し、ひび割れが生じています。
この状態を放置すると、階下のお部屋にまで雨水が侵入し雨漏りにつながってしまいます。
意外にもベランダ防水塗装の劣化による雨漏りは多く、定期的なメンテナンスをしていれば防げたというケースがほとんど。
雨漏りに繋がらないよう、10年に一度はメンテナンスをおこないましょう。

ケレン作業

はじめに、ケレン作業で劣化した塗膜や汚れなどを落とします。

新しい防水層を築くためには、劣化した古い防水層を除去してからでないと、古い部分から剥がれを起こしたり、水が入り込んだりしてしまいます。
しっかりとケレン作業を行い、劣化した部分を取り除いていきます。

続いて、アセトン拭きを行います。

アセトンとは、マニキュアの除光液にも使われている油脂を落とす役割を持つ液体のこと。
塗装前にしっかり塗装面を整えます。
続いて塗装作業に入ります。

防水塗装

塗装面をしっかり整えてからトップコートの塗装を進めます。

使用する防水塗料は「カナエ水性ＦＲＰトップコート」です。カナヱ水性FRPトップは、FRP防水のトップコートを塗り替える際に使用する一液型水性トップコートです。

塗布面の研磨作業やアセトン拭きをする必要のない塗料ですが、著しい劣化の場合には例外です。このトップコートであればシンナー成分が入っていないため、下地を溶かしにくく、ひび割れを悪化させる事無く保護が可能です。

完工

こちらが塗装後の様子です。
塗装前とは打って変わってピカピカのベランダになりました！

担当者のコメント

このたびは池本塗装にご依頼いただき、誠にありがとうございました。

今回はFRP防水のトップコートが大きく劣化しており、放置すれば雨漏りのリスクが高まる状況でした。施工にあたっては、まず古くなった塗膜の除去やケレン作業、アセトンによる表面処理を丁寧に行い、防水塗料がしっかりと密着するよう準備しました。

使用したのはカナエ水性FRPトップコートという、シンナーを含まない安全性の高い塗料で、下地への負担も少なく、ひび割れの再発防止にも効果的なトップコートです。ピカピカに生まれ変わったベランダを見て、お客様にも大変喜んでいただけました。

防水層の補修は「まだ大丈夫」と思って放置してしまうと、かえって高額な修繕費がかかることがあります。防水層よりもさらに奥の構造用合板まで劣化が進んでしまうと、部分補修では済まず全面改修が必要になるケースもあります。

表面のひび割れや色褪せ、水のたまりなどの症状を見つけたら、まずはお気軽にご相談ください。八尾市での防水塗装・外壁塗装・屋根塗装は、地域密着の池本塗装にぜひお任せください！
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