門真市にて雨漏り修理に伴う塗装工事
2021年6月6日
Bofore
After
先日、門真市にて雨漏り修理に伴う塗装工事を行いました。
本日はその際の様子をお送りいたします。
まずは施工前、現地調査の際の様子です。
屋根の防水層は完全に失われています。
また、室内には雨漏りが発生し、壁紙が剥がれて下地の木まで腐食しているのが確認できます。
原因は屋上防水の端部にありました。
屋上床スラブの端部が剥き出しの状態です。
ちなみに床スラブとは、建築において床構造をつくり、面に垂直な荷重を支える板のことを指します。
例えば3階建てであれば3階と2階の間の床部分、2階と1階の間の床部分が床スラブとなる訳です。
近隣挨拶周りの後、足場組立作業を行い、いよいよ着工です。
足場から見るとよく分かりますが、奥に水切りのような金物付いています。
しかし、これに意味はありません。
本来ならここから流れる水は雨樋に入らなければいけないのです。
さらに詳しく調査のため、散水作業を行うとより細かい状況が見えてきます。
水が床スラブの裏を走り、内側に落ちているのが分かると思います。
ここが原因で雨漏りが起こっていると推察できますが、この箇所に1時間散水しても室内に水は出てきませんでした。
お客様も雨が降ると必ず起こるものではないと仰っていましたので、何らかの条件が重ならないと出てこないと推測することができます。
散水後のスラブを見て頂くと現状、濡れているところよりさらに奥にサビが確認できます。
サビの最終到達点の真下くらいが室内壁の下地です。
そこで一定程度以上の風のある日の雨を再現するため、剥き出し部分に対して45度くらい角度をつけて散水を行うと、すぐに部屋の中に水が確認できました。
どうやら原因箇所は当たっており、風によって角度がついた雨が降った時のみ内部まで水が侵入してくることが判明しました。
今年は梅雨入りが早いということですので、これ以上室内の被害を広げないために取り急ぎ端部に金物を取り付けていきます。
ここからいよいよ本格的に塗装工事に移っていきます。
まずは高圧洗浄による各所洗浄作業です。
タイル部分は酸性のタイル洗浄剤を使って丁寧に洗っていきます。
続いて、屋根の下塗りとなるプライマー塗装です。
屋根表面の痛みがひどく、防水性も完全に損なわれているので塗料をどんどん吸い込んでしまいます。
そのため、プライマーは一層だけでなく二層入れ、しっかりと効かせていきます。
続けて、屋根の中塗り、上塗りと作業を進めます。
プライマーを2度塗りしていますので、結果的に一層だけプライマーを入れるより仕上がりが良くなり、艶も均一に出ています。
こちらが屋根の仕上がりの様子です。
次に外壁塗装です。
こちらも屋根と同様に、下塗り、中塗り、上塗りと作業を進めていきます。
同時に雨樋の塗装作業も行っています。
今回の雨漏りの一番の原因となった屋上には防水塗装を行っていきます。
まずはプライマー塗装からです。
続いて、防水材を二層入れていきます。
防水材が完全に乾燥すれば、防水層の表面部分となるトップコートも二層入れます。
これにて屋上の防水塗装も完了です。
今回は、原因となった屋上端部も巻き込んで防水処理を施しています。
最後に、タイル面も撥水塗装を二層入れてすべての作業が完工となります。
すべての作業が完了してから再度散水調査を行い、雨漏りが起こらないかを確認しましたが、問題ありませんでした。
これにて雨漏り修理・塗装工事ともに完了となります。
雨漏り修理はいかに原因箇所を的確に突き止められるかが肝心となります。
今回ご紹介したように池本塗装では丁寧・確実な雨漏り調査を行い、確実に原因箇所を突き止めます。
そして、場当たり的な雨漏り修繕工事ではなく、今後を見据えて適正な雨漏り修理を行います。
門真市をはじめ、大阪での雨漏り修理・防水塗装は池本塗装にお任せください!
現場住所 | |
---|---|
施工内容 | |
施工箇所詳細 | |
施工期間 | |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | |
工事金額 |