八尾市の塗装職人、池本塗装が教える知っておきたい屋根修理の豆知識

知っておきたい塗装の豆知識

外壁塗装・屋根塗装の訪問営業に要注意!見分け方や注意点を解説

外壁塗装や屋根塗装を検討中の方の中には、訪問営業で来た業者に施工を依頼しても大丈夫なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。すべてではありませんが、訪問営業を行う業者の中には、悪徳業者と呼ばれる心ない業者も少なくありません存在します。

この記事では、外壁塗装・屋根塗装の訪問営業に注意すべき理由や優良業者の見分け方、クーリングオフの注意点などを詳しく解説します。外壁塗装・屋根塗装を検討中の方、訪問営業について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

外壁塗装・屋根塗装の訪問営業に注意しなければならない理由

さまざまな商品やサービスを営業する手段として、訪問営業などの飛び込み営業と呼ばれる営業方法があります。訪問営業を行うこと自体に問題はなく、訪問営業を行う業者がすべて悪徳業者という訳ではありません。ですが、訪問営業をきっかけとしたトラブルが後を絶たない事もまた、一つの事実としてあります。

訪問販売によるリフォーム工事

年度 2021年 2022年 2023年
相談件数 9,756件 10,099件 11,861件

 

※出典:国民生活センター

上の表は、独立行政法人国民生活センターのPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に登録された、塗装工事を含むリフォーム工事の相談件数の推移です。この全てが、外壁塗装・屋根塗装の相談ではありませんが、毎年多くの相談が寄せられていることが分かります。外壁塗装・屋根塗装を含めた住宅のリフォーム工事は、専門知識がないと詳細が分かりにくく、費用が高額になっても違和感が少ないといった理由から、訪問営業を利用した悪徳業者に商品として選ばれやすい特徴があります。そのため、外壁塗装・屋根塗装やリフォームを勧めてくる訪問営業業者には、十分に注意する必要があります。

訪問営業を利用した悪徳業者の特徴や優良業者の見分け方

次のような特徴がある業者は、訪問営業を利用した悪徳業者の可能性が高いため、十分に注意する必要があります。

・訪問後すぐに見積もりを提示してくる
・不安を煽り契約を急かす
・大幅な値引きを提案してくる
・業者の情報が不明瞭・悪評が多い

訪問後すぐに見積もりを提示してくる

本来、外壁塗装や屋根塗装を行う前には、外壁や屋根の劣化具合や使用すべき塗料、周辺の環境などをチェックする「現地調査」とよばれる事前調査を行います。ある程度時間をかけて外壁や屋根をチェックすることで、正確な見積もりを提示する目的があります。反対に、訪問してすぐに見積もりを提示してくる業者は、外壁や屋根の状態をろくに確認していない可能性が高く、特に屋根などの高所にあるものは、遠くから見ても正確な状態を判断することはできません。そのため、初めての訪問なのにもかかわらず、すぐに見積もりを提示してくるような業者は、悪徳業者である可能性が高いため注意しましょう。優良業者であれば、先に述べたように現地調査を行ったあと、調査報告書や見積もり書を提示しながら、不明点には丁寧に回答してくれるはずです。

不安を煽り契約を急かす

「このままでは外壁が剥がれ落ちる」「遠くから屋根の一部が剥がれているのを見つけた」など、不安を煽り契約を急かすような業者にも注意しなければなりません。まず、外壁や屋根が本当にそのような状態なのか疑わしいですし、業者の言う事が真実だとしても、外壁・屋根の塗装や修理にかかる費用は、決して安いものではないため、そのような高額な契約は本来、熟慮し検討するものです。訪問営業だからといって契約を急かして良い理由にはなりません。契約を急かすのは、不安にさせ、冷静な判断ができないうちに契約を結ばせたいといった狙いがあります。優良業者であれば、前述の通り、現地調査などで直すべき箇所を明らかにし、改めて見積書をもとにした提案を行うため、訪問してきてその場で契約を急かすようなことはまずないでしょう。もし、訪問業者に指摘された外壁や屋根の不具合が気がかりになるようであれば、別の業者に点検してもらうことをおすすめします。訪問業者の指摘した事が真実か判明しますし、そこで改めて修繕が必要になれば、費用がどれくらいかかるかが分かります。比較検討の材料になるため、訪問業者の提示した価格が妥当性のあるものか、改めて判断することができます。

大幅な値引きを提案してくる

提示した見積もり額から、大幅な値引きを提案してくる業者も怪しいと言えます。なぜなら、外壁塗装や屋根塗装は、本来大幅な値引きができるようなものではないからです。外壁塗装・屋根塗装に掛かる金額は、外壁・屋根の面積から算出した塗料の使用量や種類、施工するために設置する足場の代金などによって決まります。とくに、値引きの対象になりやすい足場の費用には、搬入・設置・撤去にかかる人件費も含まれており、簡単に値引きができるようなものではないことが分かります。最初から値引きを前提にした割り増し料金を見積もりとして提示して値引きをすることで、お得に契約できるように見せている可能性がおおいにあります。また、さらに悪質な手口として、契約者にわからないように使用する塗料のグレードを下げたり、本来必要な塗料の規定量を減らしたり、必要な工程を省くなど、施工品質を下げることで利益を増やす業者も残念ながら存在します。優良な業者であれば、施工品質を落とさなければならなくなるような値引きはしません。もし、依頼主の予算を超えるようであっても、使用する塗料を条件の合う中で変更したり、外壁・屋根の塗装を同時に行うことで足場費用を節約する、といった工夫を提案してくれるはずです。

業者の情報が不明瞭・悪評が多い

訪ねてきた業者が素性を明かさない、聞いてもはっきりと答えてくれない場合には、悪徳業者である可能性があります。何かトラブルが起きても会社の所在地を明かさず、電話にさえ出なければ、姿をくらましやすいからです。訪問に来た業者が怪しいと感じた時には、所在地が明確でも、後ほどインターネットなどで検索してみる事をおすすめします。所在地がアパートの一室になっていたり、施工に必要な資材を置く倉庫がない場合にも、かなり怪しいと言えます。また、口コミに悪評が多いような業者も避けるべきでしょう。優良業者であれば、人づてに良い評判が伝わっていくものです。自分一人で契約の判断をせず、周囲の知り合いなどに相談して良い業者を見つけるようにしましょう。

契約してしまってもクーリングオフ制度を利用できる

訪問業者の言葉を信じ、契約してしまった場合でも、契約から8日以内であればクーリングオフ制度によって、一方的に無条件で契約を解除できます。ーリングオフでは次のポイントに注意しましょう。

契約書面を受け取った日を含めた8日以内に、はがきなどの書面に必要事項を記入し業者へ送付する
証拠を残すためにはがきの両面をコピーし保存しておく
クレジット契約の場合は、クレジット会社にも同時に送付する
郵送記録が残るように、「特定記録郵便」又は「簡易書留」で送付する

なお、相手業者からクーリングオフの妨害にあった場合や、契約書面の記載内容に不備があった場合には、契約から8日が過ぎていてもクーリングオフが可能です。

まとめ

この記事では、外壁塗装・屋根塗装の訪問営業に注意すべき理由や優良業者の見分け方、クーリングオフの注意点などを詳しく解説しました。訪問営業は営業手段の一つですが、トラブルの相談が多く寄せられており、心ない業者によって詐欺まがいの行為が行われている現実があります。悪徳業者から身を守る方法は、特徴や優良業者との違いを知り、自分で身を守ることが大切です。

悪徳業者の4つの特徴を解説しましたが、こちらに考える隙を与えず、気が付いたら契約させられていたといったケースが多く、後で冷静になって初めて違和感に気が付くことがほとんどです。優良業者は、口コミなどで評判が広がるため、訪問営業をしなくとも仕事に困ることはあまりありません。

また、住宅の外壁や屋根の傷み具合を把握しておくことで、塗装が本当に必要な状態なのかある程度判断できます。あまりにも塗装メンテナンスの時期から外れたタイミングで、塗装の提案をされた場合には十分に警戒する必要があります。

池本塗装は、大阪八尾市にある塗装専門店です。職人直営店なため、お客様とのやり取りは実際に施工する職人一人一人が直接行います。過度な営業や宣伝活動は行わないため、大手ハウスメーカーに比べて知名度は低いかもしれませんが、下請け業者に任せず、最後まで責任を持った施工を行えるメリットがあります。外壁塗装・屋根塗装は、地域に根ざした池本塗装にぜひご依頼ください。

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この記事は私が監修しました

池本塗装代表:池本 竜也

池本塗装代表:池本 竜也

塗装職人歴15年、1級塗装技能士・2級施工管理技士取得。一級技能検定にて優秀賞受賞、塗装技能大会にて大阪府知事賞、大阪代表の塗装職人として全国大会出場など。安心した塗装をご提供できるように日々技術を磨いています。

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