木製や金属製の玄関扉も塗装が可能?塗装方法やメリットについて
木製や金属製の玄関扉も塗装することができますが、高い技術が必要です。DIYでやると失敗する可能性があるので技術と経験のある塗装業者に依頼しましょう。玄関扉の塗装方法や塗装するメリットについて解説します。
玄関扉が劣化したら塗装すべき?
玄関は、来客が必ず目にする場所です。中でも玄関扉は、接近して観察できるだけに、汚れが目立ったり、塗装が剥げていたりすると、それだけで建物全体のイメージが損なわれてしまいます。
こうしたことを避けるためには日頃から、玄関周りをきれいにするとともに、玄関扉もきれいな状態を保ちたいものです。
外壁など、建物の外回りをきれいに保つための手段としては、外壁塗装が一般的ですが、では、玄関扉は塗装することができるのでしょうか?
玄関扉の種類
玄関扉は、様々な材質でできていますが、主なものは次の通りです。
✅木製ドア
✅アルミドア
✅スチールドア
✅ステンレスドア
木製ドアは、文字通り、木でできています。ただ、生木がそのまま用いられているわけではなく、様々な加工が施されて、耐久性が高めになっているのが普通です。
表面にも塗装が施されていて、木材を保護しています。
そのため、塗装が剥げてくると見た目が悪いだけでなく、木材に痛みが生じやすくなります。
アルミドア、スチールドア、ステンレスドアはいずれも金属扉です。
金属は、防火性能、防音性能、防犯面で優れていますが、サビに弱いという欠点があります。
ステンレスドアは基本的に錆びにくいですが環境によっては錆びることもあります。
アルミドアも錆びにくいと思われがちですが、白サビが生じやすく、歳月が経つと、色褪せたような感じになります。
スチールドアも、メッキや塗装によって錆びにくくなっていますが、塗膜が剥がれて、鉄部が露出するとサビが進行してしまいます。
玄関扉も塗装によるメンテナンスが必要
玄関扉は、メンテナンスフリーの建材が用いられているわけではないため、歳月が経つと、劣化したり塗装が剥がれることがあります。
完全にぼろぼろになった場合は、交換工事が必要ですが、そうなる前に塗装することで、長持ちさせることは可能です。
玄関扉は塗装が難しい? DIYではできない?
玄関扉は、塗装面積が限られているので、ホームセンターなどで塗料を買ってきて、自分で塗装することもできるように思うかもしれません。
しかし、結論から言うと、玄関扉をDIYできれいに塗装することは難しいです。
塗装が必要な玄関扉は、木製ドア、アルミドア、スチールドアのいずれかですが、木材や金属だけでできていることは少ないです。
例えば、木製ドアにしても、取っ手部分は金属製だったり、ドアの一部にガラスがはめられていることもあります。
木材用の塗料を塗る際は、金属やガラスの部分を養生しなければなりませんし、取り外さなければならないこともあります。
こうした細かい作業は、一般の方では難しいでしょう。
細かい準備無しで、単純に塗装しただけでは、仕上がりが良くなく、失敗しがちです。
プロの塗装業者でも、様々な部材が組み合わさった玄関扉の場合は、きれいに仕上げることが難しいことから、依頼されても断ることもあるほどです。
また、木製ドアの場合は単純に塗装すればよいというものではありません。
ドアはそもそも、「建具」といい、外壁や屋根とは異なる扱いになっています。どちらかというと、家具に近いので、本格的な修理が必要なら繊細な技を有する建具職人に依頼すべきなのです。
単純に塗装するだけでは、塗膜がすぐに剥がれてしまったり、塗膜の分、ドアに厚みが生じてしまい、開け閉めがスムーズにできなくなるといった不都合が生じることもあります。
玄関扉の塗装は塗装業者でもできるのか?
玄関扉を塗装するには、外壁塗装や屋根塗装とは異なる技術が必要です。
「外壁塗装のついでに玄関扉の塗装もやりますよ」と気安く引き受ける塗装業者は、避けたほうが無難でしょう。
上記で述べた通り、玄関扉の塗装と外壁塗装の技術は違います。外壁塗装のおまけでやるという認識の塗装業者に任せると、失敗する可能性があります。
もちろん、外壁塗装や屋根塗装をメインでやっている塗装業者でも、技術があれば、玄関扉の塗装ができます。
この場合は、玄関扉の塗装は、外壁塗装とは、別に見積もりを出すことがほとんどです。
外壁塗装のついでにやれるものではないので、これだけの工程が必要なので、見積額もこうなりますという感じで、提案する業者なら、任せても大丈夫でしょう。
玄関扉の塗装の費用の相場は?
玄関扉の塗装にかかる費用は、ドアの状態により大きく異なります。
おおむねの目安としては、
木製ドアの場合は、1枚あたり、5万〜15万円
金属ドアの場合は、1枚あたり、5万〜10万円
といった金額になります。
玄関扉の塗装の工程(木製ドアの場合)
木製ドアは、木材が腐っているほどでなければ、塗装によるメンテナンスも可能です。
木製ドアの塗装の工程を確認しましょう。
①ドアをきれいに掃除する
まず、木製ドアについている汚れをきれいに洗い流します。木製ドアの場合、直接雨が当たるような場所には設置されていないと思いますが、それだけに、雨で汚れが洗い流されることはなく、こびり着いたようになっていることもあるので念入りに落とします。
②養生
ドアノブやドア飾りは、金属製が一般的なので、木製用の塗料を塗ることはできません。
そのため、一旦、解体して外すか、外さない場合は、マスキングテープや養生シートで養生します。
③古い塗膜を除去する
木製ドアは、米松、杉、ヒノキ、唐松といった天然の木材の木目を活かす形で作られていることが多いですが、その表面にはクリア塗装が施されているのが一般的です。
古い塗膜は剥がれやすくなっているため、その上から塗装しても古い塗膜といっしょに新しい塗膜が剥がれてしまいます。
そのため、塗装工事に先立って、この古い塗膜を丁寧に剥がさなければなりません。
サンドペーパーや電動サンダーで研磨したり、剥離剤と皮スキを用いて剥がします。
このようにして、木材の素地が表面に出るようにします。
ただ、玄関は平らではなく、凹凸によっていろいろな模様が施されているのが一般的です。
そのため、この凹凸を削ってしまわないように、丁寧に作業しなければなりません。その分、手間がかかります。
④補修
木製ドアで補修すべき箇所がある場合は、この段階で補修しておきます。ここまでが下地処理の段階です。
⑤塗装
塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3海に分けて行います。
下塗りは、木材を強固にすることと中塗り、上塗りの塗料の接着性を高めるために行います。
中塗り、上塗りの段階では、ドアに塗りたい塗料を塗ります。
☑造膜型塗料と浸透性塗料
木製ドアに塗る塗料は、大きく造膜型塗料と浸透性塗料の2種類に分けられます。
造膜型塗料は、木材をペンキで塗って覆い隠してしまうタイプです。塗装後は木材の質感は失われますが、保護性能は高いです。
浸透性塗料は、オイルなどを木材に染み込ませるタイプの塗料です。塗装後も木材の質感が残ります。保護性能は低めなので、短期間でのメンテナンスが必要になります。
どちらを選ぶべきかは、ドアに使われている木材により異なります。
⑥養生を剥がして完成
塗装後、十分に乾いたら、養生の部分を剥がして完成となります。ドアノブを交換する場合は、この段階で交換工事を行います。
玄関扉の塗装の工程(金属ドアの場合)
金属ドアの塗装は、
- 掃除
- 養生
- 下地処理
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
- 仕上げ
の工程で行われます。
スチールドアの場合は、比較的塗装が容易ですが、アルミドアの場合は、塗料が密着しづらいため、プロの業者でなければ塗装は難しいです。
①掃除と養生
掃除と養生の工程は、木製ドアとほぼ同じです。高圧洗浄機などで洗い流した後で、塗料が付着してはいけない箇所をマスキングテープや養生シートで養生します。
②下地処理
下地処理の段階では、サビが発生している部分を、ケレン作業により削り落とします。
アルミの場合でも表面に白錆が発生しているので、サンドペーパーで研磨して落とします。ただ、アルミは柔らかいので研磨しすぎると深い傷になってしまうため、作業に繊細さが求められます。
③下塗り
下塗りでは、プライマーと言い、金属の素地と中塗り、上塗りの塗料の密着性を高めるための塗料を塗ります。
④中塗り、上塗り
中塗り、上塗りの工程では、金属ドアに塗りたい塗料を塗ります。
いずれの工程でも、すぐに塗るのではなく、表面が十分に乾いてから次の工程に進むことが大切です。
そのため、下塗りから上塗りまでは結構時間がかかることもあります。
⑤仕上げ
仕上げの段階では、コーティング剤を塗ることがあります。
コーティング剤は、塗膜の剥がれや劣化を防いだり、サビの発生を抑える役割があります。また、金属特有の光沢感を出すこともできます。
まとめ
木製や金属製の玄関扉も塗装は可能であることを解説しました。
ただ、玄関扉の塗装は技術が求められるため、技術と経験のある塗装工事業者に依頼しましょう。DIYでやると失敗する可能性があるので注意してください。
池本塗装は、大阪八尾市で外壁塗装・屋根塗装・防水工事などを行う職人直営の塗装専門店です。
玄関扉の塗装のご依頼を受けた際は、お客様宅の玄関扉を確認させていただき、塗装が可能なら対応しております。
玄関扉のほか、外回りの細かい部分で塗装が必要か悩んでいる方は、池本塗装にお問い合わせください。ご連絡いただければすぐに対応させていただきます。