八尾市の塗装職人、池本塗装が教える知っておきたい屋根修理の豆知識

知っておきたい塗装の豆知識

外壁塗装・屋根塗装の現地調査ってどんなことをするの? 

外壁塗装や屋根塗装を依頼した際に、必ず行われる事前調査が現地調査です。現地調査なしでは、塗装対象の素材や正確な劣化状態を判断できないため、見積もりや施工費用を算出できません。

この記事では、外壁塗装や屋根塗装の現地調査の内容や使用する道具、優良業者を見極めるポイントなどを詳しく解説します。現地調査では、どのようなことをするのか詳しく知りたい方、外壁や屋根の塗装を依頼する予定のある方は、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装・屋根塗装の現地調査とは

外壁塗装や屋根塗装の現地調査は、現在の外壁や屋根の状態を実際に見て確認し、見積もりを出すために行われます。電話やメールなど、施工業者の顔が見えない状態で見積もりを依頼した場合には、初めて顔を合わせる機会でもあるため、雰囲気や仕事ぶりなどを確認し、実際に施工をお願いするかどうかを決める検討材料にもなります。

現地調査ではどのようなことをするのか

現地調査では次のような点を確認します。

✅要望事項のヒアリング
✅建物図面の確認
✅築年数や施工履歴の確認
✅外壁や屋根の素材や劣化具合の確認
✅施工部分の面積の算出
✅立地や周辺環境の確認

要望事項のヒアリング

ヒアリングでは、塗装をして欲しい箇所やその理由、施工希望日、使用して欲しい塗料の色や優先したい性能(汚れに強い)などを聞き取りします。使用する塗料については、詳しくなくても、希望に沿って提案いたしますのでご安心ください。

建物図面の確認

建物の平面図や立面図などの書類がある場合は、書類と照らし合わせながら現地調査を行います。施工を行う部分の正確な長さなどが把握できるため、現地調査の際に大いに役立ちます。

築年数や施工履歴の確認

建物の築年数は、メンテナンス時期を判断する目当てになります。過去に製造された外壁や屋根材には、例外的に劣化が早く、耐用年数が短い製品もあるため、そういったものの判断に役立つケースもあります。また、前回の塗装メンテナンスの際に、異なる施工業者に塗装を依頼していた場合には、使用した塗料や施工履歴の分かる書類などがあるとスムーズに調査を進めることができます。

外壁や屋根の素材や劣化具合の確認

外壁・屋根の素材や劣化状態を実際に確認するのも現地調査の大切な役割の一つです。なぜなら、外壁・屋根の素材や劣化状態によっては、使用できる塗料が限られたり、塗装よりも交換やリフォームが必要なケースもあるためです。また、外壁や屋根のほかにも、目地のシーリングや雨樋など、それぞれに付帯する部材も同様にチェックし、必要があれば修繕や交換をおすすめします。

施工部分の面積の算出

外壁や屋根の実際の長さや面積を測り、塗装に使用する塗料の量や施工費を算出します。外壁の面積から塗装が不要な窓の面積を引くなど、立面図や平面図を確認すればある程度判断できますが、修繕やリフォームなどで図面から変更されている場合もあるため、実際に計測するのが確実です。

立地や周辺環境の確認

建物の立地や周辺環境を確認することで、外壁や屋根がどのような環境にあるか知ることができます。たとえば、工場や交通量の多い道路の近くでは、汚れが付きやすくなり、海が近い場合には塩害の影響で外壁・屋根が傷みやすくなります。そのため、汚れに強い塗料や耐久性の高い塗料など、住宅を長持ちさせるような製品の提案につながります。また、足場を設置するにあたって、十分なスペースが確保できるか、建物近くに工事車両を停めるスペースがあるかなども確認します。

外壁塗装・屋根塗装の現地調査に使用する道具

外壁塗装・屋根塗装の現地調査に使用する道具は次の通りです。

・メジャー・スケール
・レーザー測定器
・脚立・スライダー梯子(連結梯子)
・メモ用紙
・応急処置の道具

メジャー・スケール

施工場所の長さや高さを測る際に使用します。メジャーでは測りきれない長さを測る際には、巻き尺を使用します。

レーザー測定器

メジャーやスケールでは測りにくい、離れた場所の測定に使用します。測定器から出る光を対象物に当てると長さを計測できます。

脚立・スライダー梯子(連結梯子)

脚立やスライダー梯子は、屋根や外壁の高い場所を確認する際に使用します。構造上、屋根に上がるのが難しい場合には、ドローンを飛ばしカメラで撮影して確認する業者もあります。

メモ用紙・バインダー

測定した数値や注意事項、依頼主からの要望などを記入し、このメモを元に見積もりを作成します。

応急処置の道具

緊急を要する補修が必要になるケースもあるため、応急処置ができる道具を持参します。もし、雨漏りなどが起こっている場合には、実際に漏れの確認をしなければならないため、かなりの時間がかかることに加え、外壁や屋根の修繕が必要になるケースもあります。

依頼主が事前に用意しておくと現地調査がスムーズになるもの

建物の平面図や立面図、敷地図などがあると外壁や屋根の長さが分かりやすくなるため、現地調査がスムーズになります。また、以前に塗装によるメンテナンスを行っている場合には、使用した塗料が分かる書類や納品書があると、今回使用する塗料の目安にできるため便利です。

現地調査には立ち会うべき?

外壁や屋根塗装の現地調査には、なるべく立ち会うことをおすすめします。前述した通り、施工業者の雰囲気や仕事ぶりを見て、実際に塗装を依頼するかどうかの目安にすることができます。また、施工業者と一緒に現地調査に立ち会うことで、外壁や屋根の状態を改めて詳しく確認できることに加え、漠然とした不安や疑問点をその場で質問できるため、依頼主と施工業者の認識の違いをなくしやすいといったメリットもあります。どうしても都合がつかず、立ち合いができない場合には、施工業者だけで現地調査を行い、後ほど見積書と共に調査結果を詳しく説明してくれる業者もあります。

現地調査から優良業者かどうかを判断するポイント

現地調査から優良業者かどうかを判断するポイントは次の通りです。

✅調査報告書など詳細な説明があるか
✅質問に誠実に答えてくれるか
✅劣化に応じた柔軟な提案ができるか

調査報告書など詳細な説明があるか

現地調査が終わると、調査結果を調査報告書にまとめて提示してもらえる場合があります。劣化状況や修繕が必要な箇所など、実際に撮影した写真を見ながら、一般の人が見ても分かりやすいように説明してくれるケースが多いです。

質問に誠実に答えてくれるか

現地調査を受けて見積もりを受け取り、不明な点や心配している事があれば、些細な事でも質問してみましょう。不明な点や心配な点を抱えたまま施工を行うことは、トラブルの元になる可能性があるため、依頼主にとっても塗装業者にとっても良いことではありません。質問に誠実に回答することは、トラブルを事前に回避しようとする意思の現れでもあります。

必要に応じた柔軟な提案ができるか

外壁や屋根など、塗装の依頼があった場所を全て同じように塗装するのではなく、それぞれの劣化状態に合わせて、最適な塗装の提案を行ってくれるかどうかも大切なポイントです。たとえば、外壁と屋根の塗装時期がズレていた場合などに、使用する塗料を変えて、次回の塗装時期が、外壁と屋根でちょうど重なるように調整するといったケースもあります。

そうすることで、一回の塗装メンテナンスの費用はかかりますが、外壁・屋根両方の塗装を別々に手配する手間を減らせることに加え、同時に塗装する事で足場代の節約にもなります。もちろん、一回の出費を少なくしたい場合には、あえて外壁と屋根の塗装時期を重ならないようにするケースもあります。そのような、依頼する側の立場に立った柔軟な提案を行ってくれるようであれば、優良業者である可能性が高いでしょう。

▷八尾市の塗装プロが教える、外壁塗装の見積もりの内訳チェックポイント

▷塗装業者選びは技術力だけではダメ?信頼できる業者選びの5つのポイント

まとめ

この記事では、外壁塗装や屋根塗装の現地調査の内容や使用する道具、優良業者を見極めるポイントなどを詳しく解説しました。現地調査には、要望のヒアリングや図面の確認、外壁・屋根の素材や劣化状況、塗装部分の面積の算出、住宅周辺の環境など、施工する住宅に関する幅広い情報を集める役割があります。

現地調査に立ち会うと、施工業者の雰囲気や仕事ぶりがわかるため、塗装を依頼する際の目安になります。現地調査を受けて、詳細な説明や質問への誠実な回答、柔軟な提案などが優良業者を見分けるポイントです。外壁塗装や屋根塗装は、面積が広いため費用も高額になりやすい特徴があります。納得のいく外壁塗装・屋根塗装にするために、信頼できる業者を選びましょう。

池本塗装は、大阪・八尾市を中心に、近畿一円で住宅の塗装を行う専門店です。職人直営の塗装専門店なため、従業員全員が豊富な知識と高い技術力を持ち合わせ、お客様の1人1人と直接やり取りができる特徴があります。どんな疑問にも丁寧にお答えできるため、不安点や疑問点は遠慮なく質問してください。外壁塗装や屋根塗装をご用命の際は、池本塗装にお任せください。

この記事は私が監修しました

池本塗装代表:池本 竜也

池本塗装代表:池本 竜也

塗装職人歴15年、1級塗装技能士・2級施工管理技士取得。一級技能検定にて優秀賞受賞、塗装技能大会にて大阪府知事賞、大阪代表の塗装職人として全国大会出場など。安心した塗装をご提供できるように日々技術を磨いています。

LINEでかんたん問い合わせ
&カラーシミュレーション