八尾市の塗装職人、池本塗装が教える知っておきたい屋根修理の豆知識

知っておきたい塗装の豆知識

悩んでしまう外壁塗装の色選び!各色の特徴について解説

外壁の塗装メンテナンスを検討する際には、採用する塗料の選定とともに色選びに頭を悩ませることでしょう。
外壁塗装の色選びは、一度塗装してしまうと容易に塗り替えが効かないものであり、その後10〜20年の建物の印象を決定づける非常に重要な作業です。

そこで今回は外壁塗装の色選びでお悩みの方に向けて、最新の人気色と各色の傾向、ポイントについて解説します。塗装リフォームの際の色選びの参考としてお役立てください。

【2024年最新】外壁塗装の色選びで人気の色10選

塗料メーカーの最新の出荷実績から、外壁塗装で採用される人気色をランキング形式でまとめてみました。

  1. ホワイト
  2. アイボリー
  3. チャコールグレー
  4. ダークブラウン
  5. ベージュ
  6. ライトブラウン
  7. グレー
  8. ブラック
  9. ブルー
  10. グリーン

無難な白系や黒系の無彩色がやはり人気の中心ですが、暖色系ではブラウン系が人気です。寒色系のブルーやグリーンをアクセントに採用するケースも増えています。

外壁塗装の人気色の特徴

外壁塗装で人気の色と、その特徴について解説します。
それぞれに特性がありますので、それを踏まえた上で色選びの参考にしてください。

外壁塗装で人気の色①白系

代表的な色:ホワイト・アイボリー

ホワイトやアイボリーといった白系統の色は、明るさと清潔感のイメージを出すのに最適です。どんな景色にもなじみますので、街並みとも調和する無難な色といえるでしょう。
日射をある程度反射するのも白系の特徴で、真夏の直射日光を遮熱することで室内が涼しくなる効果も期待できます。

ただし、土埃や排気ガスなどを含んだ雨垂れで汚れやすいのが難点で、綺麗な状態を保つためには水切り材の取り付けや、定期的な清掃や塗装メンテナンスが必須となります。

外壁塗装で人気の色②黒系

代表的な色:ブラック・グレー・チャコールグレー

黒系の色は落ち着いた上品な雰囲気を作り出し、建物に重厚感を与えます。
黒系にも様々な色の諧調がありますが、完全なブラックよりはグレー・チャコールグレーなどやや明るめにするとコーディネートしやすいでしょう。

黒は他の色と比べて汚れが比較的目立ちにくく、定期的な清掃などが不要なこともメリットといえます。
ただし、マットな仕上げは汚れが目立ちやすいため注意です。適度にツヤがある仕上げにした方が汚れが雨で洗い流されやすく、セルフクリーニング効果を期待できます。

外壁塗装で人気の色③茶系

代表的な色:ダークブラウン・ライトブラウン

自然環境と相性の良いアースカラーである茶色系統の色は、無機質な白系や黒系の色と比較して生命感があり、外壁の塗装色に採用すると穏やかで落ち着いた雰囲気でありながらもイキイキとした印象を与えます。

明るめのライトブラウンは優しく活発な雰囲気となり、濃いめのダークブラウンは大人のシックな印象を与えます。庭の植栽のグリーンと相性が良く、組み合わせて外観を考えるとより効果的でしょう。

外壁塗装で人気の色④寒色系

代表的な色:ブルー・グリーン

青や緑などの寒色系の色を外壁塗装に使用すると、爽快でクールな住宅の雰囲気となります。ホワイトやアイボリーなどの白系の外壁色との相性が良く、より爽やかな印象の住宅になります。
茶系の色と同様に周囲の植栽のグリーンとなじみやすく、自然と調和の取れた住宅のたたずまいは冷静かつ知性的な住まい手を想起させます。

外壁塗装で人気の色⑤暖色系

代表的な色:レッド・オレンジ

赤やオレンジといった暖色系の外壁色の選択肢もあります。活発でポジティブな色は、毎日の気分を明るく前向きにしてくれます。リゾート的な非日常感のある自宅は、毎日の帰宅が楽しみになることでしょう。

ただし、外壁の前面に採用すると周囲環境となじみにくく、長年のうちには飽きてしまうかもしれません。玄関回りなど一部のアクセントとして取り入れる方が賢明でしょう。

外壁塗装の色選びのポイント

 

外壁塗装の色選びの際には、カタログやサンプルで気に入った色を選ぶのももちろん大事ですが、次のようなポイントも考慮しましょう。

✅外壁塗装の色選びのポイント
✅周辺の環境と調和するか
✅飽きのこない色か
✅汚れの目立ちやすさ
✅光沢の程度
✅塗装後の再メンテナンスの頻度

外壁塗装の色選びのポイント①周辺の環境と調和するか

単独で存在する住宅はありません。なるべく周辺の自然環境や街並みと調和の取れた色を選ぶようにしましょう。

ホワイト系やグレーであればどんな色とも調和しますが、単調になりがちです。1階と2階で色を変えたり、玄関回りのみ暖色系の色を取り入れるなどして色のメリハリを付けるのもおすすめです。

外壁塗装の色選びのポイント②飽きのこない色か

鮮やかすぎる色は最初は気に入っていても、時間が経つに連れて飽きてしまうものです。子供のために選んだポップな色も、10年後には子供は独立して家を離れてしまうこともあります。住宅の将来の姿をイメージして色を選ぶのが失敗しないコツです。

外壁塗装の色選びのポイント③汚れの目立ちやすさ

ホワイトなどの淡い色の外壁は、雨による黒ずみがどうしても目立ってしまいます。特にサッシ周りや換気扇周りなど雨が伝う部分は、時間が経つにつれて雨筋が目立ってきます。

どうしても採用したい場合は、外壁塗装のタイミングで水切り部材を取り付けるなどの対策をするようにしましょう。

外壁塗装の色選びのポイント④ツヤの程度

色選びと同時に検討するべきなのが、塗料のツヤの程度です。ツヤがあるほど表面が平滑で汚れが付着しにくい特徴があります。ただ、あまりにピカピカした光沢は好みが分かれるところでしょう。

大抵の塗料はツヤ無しから全ツヤまで選べますが、迷ったときは半ツヤ程度で選んでおくと無難です。

外壁塗装の色選びのポイント⑤塗装後の再メンテナンスの頻度

外壁の素材や塗料の種類によっては、耐久性が劣ったり色合いを維持するために定期的なメンテナンスが必須の場合があります。例えば、木製サイディングの塗装は木材が乾燥収縮を繰り返すため塗装が剥がれやすく、2〜3年ごとの塗り替えが必要です。
維持コストに後悔しないように、メンテナンス性についても専門工事業者によく確認しておきましょう。

外壁塗装の色選びのステップ

外壁塗装の色選びにおいて、理想的な検討の手順について解説します。
次のステップを踏んで色を選べば失敗したり後悔したりするリスクを大幅に回避できますので、面倒でも時間を掛けて慎重に検討しましょう。

✅外壁塗装の色選びのステップ
✅イメージを共有する
✅カラーシミュレーションを行う
✅色見本を取り寄せる
✅試し塗りをする
✅塗装工事の実施

外壁塗装の色選びのステップ①イメージを共有する

まずは外壁の色について家族で話し合い、イメージを共有できるまで話し合いましょう。ネットの画像や雑誌の事例、近隣の建物など具体的な事例を用いることがポイントです。

方向が定まったら、それを塗装業者に伝えてイメージを共有しましょう。画像や写真などを提示して具体的なイメージを伝えると、手戻りが無く色選びがスムーズに進行します。

外壁塗装の色選びのステップ②カラーシミュレーションを行う

タブレット端末やPC画面に取り込んだ建物の実際の画像に候補となる色を落とし込み、完成イメージを確認するのが「カラーシミュレーション」です。

カラーシミュレーションを利用すると、さまざまな色のパターンを組み合わせてイメージを確認できますので、全体の色バランスが崩れて失敗する可能性も低くなるでしょう。ただし、あくまで画面上のイメージですので実際の質感までは再現できないことに注意が必要です。

池本塗装では最新のカラーシミュレーションシステムを完備しています。
お客様の思い描くイメージを具体化して、塗装工事の期待以上の仕上がりをお約束します!
現地調査や見積は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

外壁塗装の色選びのステップ③色見本を取り寄せる

カラーシミュレーションでイメージが固まったら、カタログで選定した塗装色見本を複数取り寄せて塗料の質感や色を実際に確認しましょう。

ただし、室内照明で色見本を見ても実際の色の見え方とは違うことに注意して下さい。必ず屋外の自然光のもとで、家の外壁に当てて色見本を確認するようにしましょう。

外壁塗装の色選びのステップ④試し塗りをする

色見本で希望する塗装色が決定しても、慎重を期するために試し塗りをすることをおすすめします。
なぜなら、小さいサンプルは実際の仕上がりよりも暗く見える傾向があるからです。これは「面積効果」と呼ばれ、物体が大きければ大きいほど明るく見えるという現象です。

本施工に入る前に住宅の外壁の目立たないところで、念のためA4用紙サイズ以上の広さで試し塗りをして確認すると後悔や失敗を防げるでしょう。

外壁塗装の色選びのステップ⑤塗装工事の実施

試し塗りで問題がないようであれば、いよいよ塗装工事の実施です。塗装工事は高圧洗浄・下塗り・中塗り・上塗りの手順で進んでいきます。特に上塗りは均一な仕上がりとなるように、同じ気象条件のもとで一気に仕上げるのがポイントで、塗装業者の腕の見せ所です。

塗装工事の工程については次の記事で詳しく解説していますので、併せてお読みください。
▷外壁塗装は3回塗りが基本!下塗り・中塗り・上塗りの違いとその役割について

まとめ

今回は外壁塗装の色選びについて、人気の塗装色とそれぞれの特徴、色選びのポイントと手順について解説してきました。

池本塗装では、お客様のイメージを具体的なかたちにして完成イメージを共有できるようにカラーシミュレーションを実施しております。カラーシミュレーションを実施することで、実際に塗装をした際の仕上がりを確認できるため失敗がありません。

皆様が仕上がりをイメージしやすく色選びの参考になり、お客様の理想の仕上がりに少しでも近づけるようなカラーシミュレーションを心がけております。

お問い合わせいただいた方には無料でカラーシミュレーションを実施しておりますので、外壁塗装の色選びの際には、ぜひ池本塗装をご指名ください!

この記事は私が監修しました

池本塗装代表:池本 竜也

池本塗装代表:池本 竜也

塗装職人歴15年、1級塗装技能士・2級施工管理技士取得。一級技能検定にて優秀賞受賞、塗装技能大会にて大阪府知事賞、大阪代表の塗装職人として全国大会出場など。安心した塗装をご提供できるように日々技術を磨いています。

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