八尾市の塗装職人、池本塗装が教える知っておきたい屋根修理の豆知識

知っておきたい塗装の豆知識

塗装工事が始まる前にやっておきたい下準備とは?

屋根塗装や外壁塗装を依頼した際、工事が始まる前にやっておくと塗装作業がスムーズになる下準備があります。施工業者に全て任せてしまうこともできますが、自分でできるものにどのような準備があるのか知っておきたい方も多いのではないでしょうか。

この記事では、塗装工事が始まる前に依頼主がやっておきたい下準備と、塗装工事を始める前に施工業者が行う下準備について詳しく解説します。初めて塗装工事を依頼する方や、どのような下準備があるのか知っておきたい方は、ぜひ参考にしてください。

塗装工事が始まる前に依頼主がやっておきたい下準備

塗装工事が始まる前に依頼主がやっておきたい下準備は次の通りです。

✅外壁の周りにあるものを片づける
✅車の駐車場所を確保しておく
✅洗濯物を干す場所を確保しておく
✅近隣への挨拶
✅塗装前の状態を記録しておく
✅工事代金の支払い方法を確認しておく

外壁の周りにあるものを片づける

屋根塗装や外壁塗装では、作業の安全性確保や作業効率を高めるために、足場を設置して行います。スムーズに足場を組み立てられるように、外壁周りの物を移動させたり片づけたりしておきましょう。足場は住宅を囲むように、外壁から1m以内の範囲に組み立てるため、自転車やプランターなどがあると移動させるのに手間がかかってしまいます。施工業者のほうで置いてある物を移動させることもできますが、植木鉢などは高価なものもあるためトラブルを避けるためにも、移動させられるものは事前に済ませておくと安心です。また、施工業者によっては現地調査時や契約時に、足場を設置する位置や周辺にある物の移動のお願いを伝える場合もあります。

車の駐車場所を確保しておく

車の駐車場所が外壁に近い場合、足場の設置場所と重なってしまったり、塗料が付着したりする可能性があるため、住宅から離れた場所に車の駐車場所を確保しておくと安心です。塗装前の養生作業で車を含むカーポートをカバーしてくれる場合もありますが、塗料の付着が心配な方や、塗装作業中に車を頻繁に使用する予定がある場合には、やはり別の場所に駐車場所を確保した方が便利で安心できます。施工業者によって対応が異なるため、打ち合わせや契約の際に車の移動について確認しておきましょう。

洗濯物を干す場所を確保しておく

塗装工事中には、屋根や外壁洗浄による飛沫や塗料の臭いが発生します。洗濯物を外に干すと、汚れや臭いが付いてしまう可能性があるため、おすすめできません。屋内にあるサンルームなどは、飛沫や臭いの影響を受けないため問題ありませんが、普段、ベランダや庭の物干しなどに洗濯物を干している方は、住宅の中に部屋干しできる場所を確保する必要があります。部屋干しの場所を確保できない場合には、塗装工事中だけコインランドリーを利用する方法もあるため、状況に応じて有効に利用しましょう。

近隣への挨拶

屋根や外壁塗装の工事中は、足場を設置する音や作業中の騒音、塗料の臭いが発生してしまいます。また、塗装前の段階では高圧洗浄機を使用するため、水しぶきが隣家へ飛んでしまうことも。音や臭いなど、少なからず迷惑はかけてしまうため、近隣への挨拶は無用なトラブルを避けるうえで大切です。挨拶の際には、塗装工事の日数や作業の時間帯などを伝えておくと大体の見通しが立つため、お互いに安心できます。施工業者と一緒に挨拶に行くケースや、施工業者だけで挨拶に行ってくれるケースもありますが、よく見知った人が挨拶に来てくれれば近隣の方の安心につながります。塗装工事は規模にもよりますが、1週間~2週間ほどかかるケースが多いです。挨拶については、事前に施工業者と相談して決めるのが良いでしょう。

塗装前の状態を撮影しておく

塗装工事が始まる前に、現状の住宅の状態をデジタルカメラなどで撮影しておくことも、やっておきたい準備の一つです。塗装工事が終わった後に撮影していたものと見比べれば、きちんと塗装されているか判断できることに加え、施工不良が起こった際の証拠にもなります。屋根などは高所にあるため撮影することは難しいですが、外壁など安全にできる範囲で細かに撮影しておくと万が一の場合に役立ちます。

工事代金の支払い方法を確認しておく

塗装工事を契約する際に、工事代金の支払い方法を確認しておくことも大切です。工事前と工事後の二回に分けて支払う場合や、工事後に一括で支払う場合、ローンを組んで支払う場合などがあります。工事前後に分けて支払う場合は、支払い期日までに入金がないと工事が始められないことも。また、塗装工事前に代金の全額支払いを求め、実際の工事を行わないといった詐欺もあるため注意が必要です。金銭面は、不安の種やトラブルの元になるケースも多いため、「工事契約を交わす前」に不明瞭な部分はよく確認し、不安点を解消しておくことが大切です。

実際の塗装工事の流れ

実際の塗装工事は次のような流れで行います。

①お問合せ・ヒアリング
②現地調査
③お見積もりの提出
④近隣の方々への挨拶
⑤足場の設置
⑥塗装箇所の洗浄
⑦下地処理・補修
⑧屋根塗装・外壁塗装
⑨付帯部分への塗装
⑩仕上がりチェック
⑪足場の撤去・清掃
⑫お引渡し・アフターフォロー

塗装工事を始める前に施工業者が行う下準備

上の工程で1~7までが塗装を始める前に行っている下準備です。弊社が実際に行っている下準備について解説します。

お問合せ・ヒアリング

電話や当サイトから頂いたお客様のお問い合わせ内容を確認し、ご要望やお悩みを詳しくヒアリングします。

現地調査

次にお見積りを作成しますが、具体的な数字を算出するために現地調査を行います。現地調査では、お住まいの状態の確認や塗装面積の計測を中心に、補修が必要な不具合箇所や足場の設置スペース、周辺環境の確認などを綿密に行います。

お見積りの提出

現地調査を元にお見積りを作成します。お見積りをじっくりと検討していただき、施工内容や金額に全てご納得いただけたらご契約となります。弊社では、契約を急かすようなことは絶対にしないためご安心ください。

近隣の方々への挨拶

工事の音や塗料の臭いなどが少なからず発生してしまうため、近隣の方々へ挨拶に伺います。

足場の設置

足場を設置する目的は、職人が安全に作業できる環境を整え、塗装工事の品質を確保するためです。また、弊社では足場と同時に飛散防止ネットを設置します。飛散防止ネットは、次の工程である塗装箇所の洗浄による飛沫を防ぐ役割と、塗料の飛び散りを防ぐ役割があります。

塗装箇所の洗浄

高圧洗浄機を使い塗装箇所を綺麗に洗浄します。屋根や外壁には汚れや苔などが付着しているため、そのまま塗装をすると塗料がしっかりと密着せず、短期間で塗装剥がれを起こしたり施工不良の原因になります。地味な作業ですが、屋根や外壁の汚れをしっかりと落とすことは、塗装工事をする上で重要な工程です。

下地処理・補修

洗浄が終わりしっかりと乾燥させた後、下処理を行います。サビの除去やサビ止めの塗布、釘の補修、外壁の継ぎ目にあるシーリングのひび割れには、打ち直しといった処理を行います。洗浄と同じく、下処理を雑に行えば必ず後になって不具合が現れます。下処理を丁寧に行うことで、綺麗な仕上がりになると同時に塗装を長持ちさせることにも繋がります。

まとめ

この記事では、塗装工事が始まる前に依頼主がやっておきたい下準備と、塗装工事を始める前に施工業者が行う下準備について詳しく解説しました。塗装工事が始まる前に依頼主がやっておきたい下準備は、外壁の周りにあるものの片付けや車の駐車場の確保、工事代金の支払い方法の確認などがあります。とくに、工事代金の支払いにはいくつかの方法があるため、事前によく確認し納得したうえで自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

弊社が行う塗装前の下準備には、7つの工程があります。お問い合わせいただいたご要望やお悩みを元に行う現地調査では、お住まいの状態の確認や塗装面積の算出を行い、正確な見積もりを提出します。近隣の方々への挨拶や足場の設置を済ませ、塗装箇所の洗浄・下地の処理を行いますが、この2つの工程を丁寧に確実に行うことが、塗装の品質を左右する重要なポイントです。

屋根塗装・外壁塗装は塗装面積が広いため、工事期間が長くなり高額になりやすい工事でもあります。そのため、金額に見合った工事をしてもらえるのか不安を感じる方がいらっしゃるのは当然のことと心得ております。弊社では、依頼された方の不安点や疑問点をできる限り解消し、ご納得いただいてから契約・工事を行うことで、双方の認識のズレを無くし、安心してお任せしていただけるように心掛けております。

職人直営店の池本塗装は、大阪八尾市を中心に、大阪府全域で幅広く塗装工事や防水工事を行っております。お問い合わせは、このサイトからのメールやお電話にて承っております。初めてのことで不安になるお客様の気持ちに寄り添い、誠実に作業いたします。ぜひお気軽に池本塗装までご連絡ください。お待ちしております。

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この記事は私が監修しました

池本塗装代表:池本 竜也

池本塗装代表:池本 竜也

塗装職人歴15年、1級塗装技能士・2級施工管理技士取得。一級技能検定にて優秀賞受賞、塗装技能大会にて大阪府知事賞、大阪代表の塗装職人として全国大会出場など。安心した塗装をご提供できるように日々技術を磨いています。

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